2月15日 アカメフグ@浦安吉野屋

とあるおっさん

2020年02月15日 23:00

アカメフグ。正式和名はヒガンフグ。
おっさんはフグの中でもアカメフグに最も思い入れがある。と言うのもおっさんの湾フグデビューは、2017年11月にカリスマ船長がいる水色の船のアカメフグだったから。デビュー戦ではがっつり親針に食ってきた2匹しか釣れなかったけれど、おっさんのレコードアカメはいまだにその時に釣れた41センチ。
あれから諸事情(主に往復に有する体力的及び金銭的な理由)でメインの宿は吉野屋さんに変わったけれど、おっさん自身はあの頃、いや、それ以前からあんまり変わってないなーと思う今回の釣行だった。
以前にも書いたけど、おっさんは元バスフィッシングを嗜むルアー野郎。得意なのはシャロー全般、苦手なのはディープ全般と言う分かりやすいタイプ。更にわかりやすく言えば、ビジブルなストラクチャーは大好物で、インビジブルなストラクチャーにはあまり興味を示さないw。視覚情報から想像力を膨らませて集中力を増すタイプなので、目に見える何かが無いと集中力が低下する。沖釣り始めて治ったものと思っていたけれど、ことフグ釣り、それも岸近くでやることが多いアカメでは再発する。三つ子の魂百までってヤツですかねw。
さて、そんな小さな思い入れのあるアカメ狙いは今週土曜までと「ゆとり」船長こと大策船長がHPで宣言したので、それまで検討していたアマダイを放棄してキャップとラストアカメを狙いにスイッチした。

ラスト宣言後なので、恐らく手練れの常連がわんさかで、まあまあ結構な人数になると予想。前日金曜日の結果は13名で出船して1~10匹。今日はこの倍は来るだろう&手練れ揃いだろうから、トップでもツ抜けが難しいかも。席も四隅なんかとっくに埋まってて席的優位も取れないだろうから、我々の目標は5匹にしておきますか。
車中でそんな相談をしているうちにあっという間に宿に到着。席は予想通り四隅から2~3枚が完売。我々の札は最近マイブームな「左舷の前の方(吉野屋の手練れの常連はトモ側に集まる習性があるので、なるべく後ろから離れて少ない魚の奪い合いを回避するw)」から4番目にキャップ,5番目がおっさんで、いわゆる「胴の間」ど真ん中くらい。
いつも通りに朝ごはんのカップヌードルを食しつつ周囲を伺うと、予想した通りよく見る手練れの常連がうじゃうじゃ。こりゃ目標を下方修正しないとかも。
6時頃に船に移動して、今日はなんでかミヨシのキャビンが空いていたので速攻で寝場所確保。取り合えずの準備が終わった段階でキャップに席札と乗船札を預けておっさんはキャビンで爆睡を貪る。

例によってスローダウンで起床。平日は目覚ましでもなかなか起きれないのに習性って不思議だわ。キャビンの低い天井に何度か頭をぶつけて目覚めもバッチリで外に出ると、船は定番場所の扇島周辺にいた。ここらはおっさん的に得意パターンと苦手パターンの両方があるれけど、今日の最初のポイントはどっちだろう?。
愛用の浅草釣具オリジナルチラシ仕掛けに剥きエビをセットして待っていると、船は徐々に扇島のバースの根本に近づいていく。やったね!得意パターンだ。バースの足元ギリギリに寄せて「やってみてください」な合図。
得意パターンのためおっさんの全集中は早くも常駐モード。「湾フグの呼吸・壱の太刀『誘い下げ』」を展開し、リスキーな底を意識して仕掛けを底にステイさせる時間はいつもより短めにして攻める。
着底直後の穂先にちょっとした違和感を感じて見切りでアワセをくれるといきなり乗った!。30センチに届かないアベレージサイズで早々にボウズを解消。
この後もおっさんの全集中常駐は途切れない。同じパターンで2匹を追加し、開始30分と経たずに3匹を水揚げ。どれもこれもアタリは極々小さく、半信半疑の空アワセで掛けたようなものなので、今日はサカナの活性はあまり高くないのかも。
流し替えする時の大策船長の「最初の流しは船中6匹ですかね?うち3匹は同じ方です。」なアナウンスがちょっと嬉しかったw。この後の流し替えでおっさんはチビサイズながらもう1匹追加。キャップはここまでゼロ。

バース付近を離れ、船は扇島の少し沖で南側を向いて停止する。今度は苦手パターン。大策船長はこのまま扇島の西端まで船を流して行く。このポイントではナゾの根掛りが多発するので無理は禁物。前回はここで高切れを連発して集中力を失ってしまった。
まだおっさんごときでは全集中常駐を1日継続するのは無理。ここでは全集中を解除し、根掛り回避を重点目標に置く。こんな消極的な釣り方では釣れないのは当たり前。このポイントではおっさんは針も仕掛けも無くさなかったけど追加もなし。キャップは果敢に攻めて針を何本も無くすもここでボウズを解消。

扇島の西端まで達したところで「少し走ります」なアナウンス。お弁当のフィッシュバーガーをパクついて次に備えていると、次のポイントは本牧周辺。
このポイント、サカナがいそうな雰囲気なのに『誘い下げ』ではアタリが出ない。「湾フグの呼吸・弐の太刀『小突き』」で1匹上げるも後が続かない。打開策を超高速脳内シミュレーションで検討していた時、集中しすぎてちょっとしたミスを犯す。が、このミスの直後に明らかにアタリが出たことで、あるワザを思いつく。もう一度全集中し直し、後に「湾フグの呼吸・参の太刀『天空落とし』」と名付けた新技を試してみる。
3~4回目の『天空落とし』の着底直後に出た小さなアタリを捉えて1匹追加。そのまま『天空落とし』を続けていると、同じように着底直後にアタリがでてもう1匹追加。ここまで見える範囲で周りは釣れていないのでパターン確定っぽい。キャップに閃いたパターンを説明して『天空落とし』を伝授し、見本を見せていたら更にもう1匹追加。キャップはおっさんの新技を現場で直伝されながらも体得する前に終わってしまい、残念ながらここでも追加なし。

本牧周辺を離れた船は国際埠頭の水路を抜けて根岸湾に入る。根岸湾で入った最初のポイントで今日イチの良い反応。周囲でもポロポロと魚が上がるでの、おっさんも『誘い下げ』に戻して1匹追加。と、この直後に本日初の高切れでこのポイントではそれ以上参加できず。キャップは序盤に根掛りで復帰までに時間を費やし、後半は「スキル:カサゴに愛される男」がここで発動してしまっていいサイズのカサゴを連発したに留まった。

根岸湾の後は沖のポイントを何度か流し返す作戦。が、ここから先は書くことが何も無い。そう、おっさんもキャップも上積み一切なし。
こう言った目標物も底のヤバさも何にも無いのは、おっさんもキャップも実に苦手。カケアガリを攻めてるのはわかるんですけど、最初にアカメは障害物に付いてるイメージを持ってしまったせいなのか、あまり釣れる気がしない。少しでもアタリが出せればなんですが、今のおっさんたちにはまだその技術がありません。現在持てる全ての技を展開するもアタリすら出ない。

結局沖のポイントでは何も起こらず、そのまま沖上がり。おっさんはサイズ小ぶりが中心も8匹。キャップは残念ながら1匹止まり。

終わってみればおっさんとキャップで竿頭とスソを独占していましたw。
でも、手練れ揃いの中での竿頭はちょっと、いや、かなりキモチ良かったです。苦手パターンを克服できれば、ことアカメに関しては上級者を名乗れるかもしんまい。この後のショウサイではまだまだっぷりを炸裂させる予定なワケだけどw。
手練れ揃いの中で初めて竿頭も取れたし、一定の条件下では効果大と思われる新技も習得できたしで、おっさん的には大満足の今季ラストアカメでした。

<使用タックル>
竿:ダイワアナリスター湾フグ
リール:ダイワエアドレッドチューン
ライン:ミチイトPE0.8号 リーダーフロロ5号(※高切れ対策)
仕掛け:浅草釣具オリジナルチラシ仕掛け

<アカメフグ釣果>
レコード:36センチ
今回釣果:8匹
最大釣果:14匹
ブログ開設後の累積釣果:44匹
竿頭:1回

<今日の晩ごはん>
錦糸町 中華そば 満鶏軒 中華そば(醤油)+味玉


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