12月11日 アカメフグ@浦安吉野屋

とあるおっさん

2019年12月11日 22:00

「釣れない釣り場でいくらやっても釣りのウデは上達しない。釣りのウデを上達したければ釣れる釣り場に行った方がいい。」
王様こと村田基センセイのオコトバだったと記憶しております。そしておっさんも激しく同意します。釣れる状況が分からなければ、釣れないときの打開策もただの妄想でしかない。おっさんがバサーだった頃も、スレてなかなか口を使わない魚に口を使わせることよりも、活性の高い魚を探してアピール力大のルアーで仕留める方が得意だった。そんなおっさんには、1日中アタリの出ない展開を打開する力はなく…。
そんなこんなで、これまで「釣れない釣り場」でフグ釣りのウデを磨かざるをえなかったおっさんですが、前回の「平日で空いているフグ船⇒アタリの割り当ては増える」に味をしめて、日並も悪くなく人さえ少なければ「それなりに釣れる釣り場」になりやすい平日に出ようと休暇取得の調整を試み、めでたく平日出船が可能に。
そのことを社内のメッセージツールでキャップに自慢したら「参戦します」との返事。
そんなこんなで平日の吉野屋アカメフグにおっさんら2名揃ってのリトライと相成りました。
ここのところのフグ船結果は大策船長曰く「マグレ」でそこそこ釣れている。天候も安定しているしおっさんたちの参加で一気に不調へ転落することもないでしょう。…ないよね…誰か無いと言って…。

当日は大人の事情でキャップのドライブで一路浦安へ。満を持してセカンドドライバーの初投入ですw。
5時を少し回った頃に船宿に到着。座席札を見ると左ミヨシ以外は埋まっていたので左トモの2番目と3番目の札を確保。
受付を済ませ、朝食のどん兵衛をすすり、身支度を済またころに6時を回る。そろそろ船に移動しようかと思いながらタバコを吸って席札の奪取状況を確認すると、まだ8人だけ。ラッキー!今日はガラガラなのは確定だね。
よくよく見ると左ミヨシがまだ取られていない。前回の釣行記にも書いたけど、おっさん&キャップはことフグ釣りのミヨシにはあまり魅力を感じていない。が、「空いてるし、少しバクチに出てみますか?」とキャップに問いかけ、朝イチで取ったトモ寄りの札を返して左ミヨシから2席分の札を取り直して船に向かう。このバクチがどう出るか…。
乗船し、今日は席替えは無いので道具を展開する。準備を済ませたおっさんは大人の事情で席札と受付札をキャップに託してキャビンで爆睡。その後、仕立てフグ船向けのレクチャーを経て出船したらしい。

スローダウンを感じ、まだ大人の事情から抜け出しきれないおっさんもキャビンからノソノソと這い出す。見渡すと吉野屋アカメフグのド定番のポイント(敢えて伏せておこうかと)。
船のポジションは船首を障害物側に向け、左舷方向に進んでいくもよう。ってことはおっさんたちが潮先&岸寄りなので、バクチは成功?なのかも知れない。
船長の合図で愛用の浅釣オリジナルチラシ仕掛けを下ろす。なかなかにゴチャゴチャした海底で、気を抜くと根掛りしそう。根掛りに気を付けながら仕掛けを操作し、アタリに集中する。
と、着底直前に『フワッ』とした感覚が…が、アワセても乗らない。「全集中!水の呼吸!!」もう一度同じところに落ちるようにゆっくりと誘い落とす…と、着底直前に『ふるふる』と小さく穂先が揺れる。着底と同時に軽くアワセると今度は乗った!。
ファーストフィッシュは開始5分で獲ることに成功。サカナを見れたことで大人の事情もだいぶ快方に向かう。

この日、そしてこのポイントはポツポツながらも安定してアタリが発生し、地道に数が伸びていく。
11時の時点でおっさんはアカメフグ×7匹,コモンフグ1匹と好調。キャップもアカメフグ×6匹,コモンフグ1匹と追従。2人とも順調にいけば竿頭争いにも絡めそうな展開。

このままこの場所で流し替えて続ければ20匹を超えそうだな…なんて思っていたけれど、我らが大策船長@暴走丸はそんなアマくはありません。11時半頃に「走ります」の宣言とともに大幅に場所替え。
だが、しかし…。その後に大策船長が選んだポイントでは、おっさんがアカメフグとコモンフグを1匹づつ、キャップはコモンフグを1匹追加できただけ。船中もほとんど伸びない。

おいおい大策船長さんよ、やっちまったなぁ…このまま尻すぼみのまま今日は終わりかい?…と思っていた13時過ぎ。「ちょっと長く走ります」と宣言し30分くらい疾走。到着したポイントは朝と同じ?だよな、ここ…。
朝とは流し方が変わるも、今度は左舷を岸に寄せてミヨシ側へ進んでいく感じ。おっさんたちが潮上の岸寄りとまたもや良いポジション。朝釣れたところと同じ(少なくとも見た目は似てる)なので、期待できそうな予感。
開始数分ほどで型は見れたよう。続いてキャップの竿がしなり、アベレージサイズを抜き上げる。おっさんもアベレージサイズでそれに続く。
そして、「あと20分でしまっていきます。」な船長のアナウンスを聞いたあたりからおっさんは連チャンモードに入る。エサがきちんと付いていて根掛りしなければアタリは出せる。今日は乗せミスや巻きバラシもほとんどない。全集中も常中状態となり、このポイントに来る前はアカメフグだけではツ抜けできてなかったものの、一気にツ抜けして更に追加を続ける。
沖上がり直前にアカメたちにカジカジし続けられてあっちこっちぶっ壊れかけたチラシ仕掛けを時間が無いからそのまま投入して1匹追加したが、この1匹で仕掛けがついに完全崩壊し、3分程残して本日の釣りを終了した。

最終的におっさんはアカメフグ×14匹,コモンフグ×2匹(小さかったのでリリース),バナナサイズのドチザメ×1匹(当然リリース)で船中4番目。9人乗船だから平均よりは上でしたw。
キャップはチャンスタイムだった最後のポイントで根掛りを多発してしまい、上積みできずにアカメフグ×7匹,コモンフグ×2匹(リリース)に留まり。

平日で空いてる時はサカナの割り当てが増えていいですね。これでおっさんのフグ釣りのウデも少しは上がったことでしょう。実際、乗せ損ねた時のフォローアップ技術は少し上達した気がしてます。
根掛りの多いポイントで根掛りさせずに魚を誘う技術が伴えばもっと上積みできるでしょう。でも今年のおっさん&キャップはタコばっかり(ってわけでもないけどw)やってたので、根掛りと気付いても「もしかしたらこれってタコかも?」とアワセてしまう悪いクセが染みついていたようです。

<使用タックル>
竿:ダイワアナリスター湾フグ
リール:ダイワエアドレッドチューン
ライン:ミチイトPE0.8号 リーダーフロロ4号
仕掛け:浅草釣具オリジナルチラシ仕掛け

<アカメフグ釣果>
レコード:31センチ
今回釣果:14匹
最大釣果:14匹
ブログ開設後の累積釣果:20匹

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