4月11日 トラフグ@浦安吉野屋

とあるおっさん

2021年04月11日 23:00

今回はキャップの4年越しのリベンジ企画。

なお、盟友キャップの名誉のために言っておくが、キャップはこれまでにトラフグが全く釣れていなかったわけではない。
なぜかカワハギ釣りに行ってキロ超えのトラを釣り上げたりしていたが、出れるチャンスが年に1~2回程度の専門にトラフグを狙う船ではことごとく負けてきたということ。
そんなキャップのためにおっさんも奮起し、2021年の1回戦目の敗戦後、過去5年分のデータをひっくり返してX-DAYを予測。
4/11(日)をX-DAYと読み、あらゆる準備を進めていた。


いたのだが…なんと想定の1週前の4/4(日)にX-DAYは始まってしまった。
アセるおっさんとキャップを尻目にX-DAYの祭りは4/6(火)まで継続して、4/7(水)に一度沈静化したと思ったら、4/9(金)にはまた結果が一時好転する。
いずれの祭りも時化起因の確変だと思うが…。
更に4/10(土)は前日よりも明らかに低調となり、本命4/11(日)への影響が懸念されるまま、当日を迎える。

混雑を予想していつもより30分程度早く宿に向かう。
狙いは1号艇に乗ってとある秘密兵器を投入する事だったのだが…。
宿に着いて唖然とする。
いつもより1時間近く早くついているのに1号艇の席札はもう1枚もない。
これで秘密兵器の登場機会は消された。
アカペラで挑むしかあるまい。

受付の順番は早めだったおっさんたちは、3号艇の右トモから2番目におっさん,3番目にキャップの席次で落ち着く。
大ドモはよく見るフグ船の常連さんで反対側は老夫婦。
大規模な初心者レクチャーの後、各船順次に出船。
いつも通り席で爆睡するおっさん。

2時間近く走った船は久里浜沖の船団に加わる。

船団には東京湾でフグ船を出しているありとあらゆる遊漁船が集まっていた。

場所が決まって第一投。
船長の指示ダナは底まで50メートル前後で底から10メートルまで。
産卵の群れを釣るので、トラ狙いでいつもやるド中層ではなくかなりの下層。
程なく船長より「型見れました」のアナウンスがあり、左舷側で釣れたようだ。
前日の土曜日は朝イチだけ好反応でその後尻すぼみだったようなので気合を入れる。

おっさんの視界の左隅で太極拳のようにスローに動いていたキャップが、突如ビシっとアワセをくれる。
竿先を見るとゴゴン、ゴゴンと断続的に突っ込まれていて本命っぽい&サイズもよさげ。
タモの準備をと思って仕掛けを上げ始めたら船長が来てくれたので、おっさんは手を止めてキャップの4年越しの戦いを静かに観戦する。
キャップは冷静に電動リールで水面下まで巻き上げ、ラストの数メートルを手巻きしつつ、船長の構えたタモにサカナを誘導。
バッチリとタモに収まった4年越しのトラは、2.5キロのナイスなサカナでした。
※トラ持ち写真撮ってやろうと思ったのに、最近仕事の早いキャップはマッハでクーラーにサカナをしまってしまったので写真はありません(笑)

その後、大トモの常連さんに2匹連続、ミヨシ側で2人連続などがあったけど、おっさんには何の反応も無い。
結局、2回の流しで朝イチの祭りは終焉を迎えた。
やっちまったなぁ、おい…昨日と同じパターンだともう釣れないぞ。

この後、しばらく何も起きない。
只々仕掛けを下ろし、今日のアタリ棚と思われる底から5メートルを中心に数メートルの間で誘いの上げ下げを繰り返すのみ。
エビも最初に針に装着したのがいまだにまるっと残っている状況。
今日がX-DAYであることに間違いはないので、何か変化があればフグたちのスイッチも入ると思うんだけど、何も起こらない。
期待していた11時からの上げ潮もほとんど流れず、25号オモリで50メートルの下の仕掛けに対してPEラインはほぼまっすぐに伸びていく。

お昼も回り正直諦めかけていたその時、穂先がほんの少し横に振れた気がした。
びっくりアワセはせずに慎重に誘い下げると、ショウサイの時に出るような微妙だけど間違いなくフグのアタリが穂先を揺らす。
「どうする?親針に食い込んでくるのを待つか?ええい、ままよ!」
と一瞬で判断したおっさんはアワセをくれる!。乗った!!。デカそうだ!!!。

最初のファイトで少し暴れられて大ドモの常連さんの仕掛けを巻き込んでしまったが、そのお陰で二人前のカットウ針ががっつり食いこんだ安心のランディングで揚がってきたのは、長さは計らなかったけど重さは手持ちのデジタル計り(メイドイン大陸製で信頼度低いけど)で船上で4.5キロの本命。


その後はもう一切何も起こりません。
そう、それがトラとの戦い。
キャップもおっさんも仲良く1匹ずつで、恐らく今シーズン最後のトラフグ戦を終了しました。
ちなみに当日は5艘出しで0~2尾、各船とも水揚げ総数10尾前後の低配当。
手ぶらで帰った人が総員の七~八割程度だったこともあり、捌き待ち時間も短く、満車だった駐車場は捌き待ちの間にスカスカになってました。

X-DAYの本祭には参加できなかったけど、低配当な後夜祭の中で何とかエモノを捉えて、キャップの4年越しのリベンジが成功してなによりでした。
次回は今回使えなかった秘密兵器に入魂の儀を実施したいな。

<使用タックル>
竿:浅草釣具オリジナル湾フグ竿(虎フグ用穂先バージョン)
リール:ForceMaster401DH
ライン:ミチイトPE1号 リーダーフロロ4号
仕掛け:浅草釣具オリジナル虎フグ仕掛け

<トラフグ釣果>
レコード:63センチ(6.1キロ)
今回釣果:1匹
最大釣果:1匹
ブログ開設後の累積釣果:2匹

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